Laboratory of Landscape

村上修一研究室

前へ
次へ
english

堰および周辺における親水活動の特徴


左から第十堰,一の井堰,八田堰



第十堰(吉野川水系),一の井堰(淀川水系),八田堰(仁淀川水系)の周辺を対象に,4季8日(平日と休日),親水活動の観察調査を行い,以下のような知見を得た。

・親水活動の範囲は,低水路内の堰体から上下流側の水域にまでおよぶ。
・堰の成す水辺の形態に応じて接水性の高い様々な活動が生じる(図)。
・活動範囲,活動の種数と件数は,3堰間で差異がある。
・親水活動に影響する空間要因として,堰体表層面の広さ,凹凸,勾配,水面や河床との高低差,越流の有無や程度が考えられる。
・ただし,活動の差異には,来訪目的等の人的要因,天候・水質・生物の存在等の自然環境要因も影響していると考えられる。
more information

村上修一(2010)固定堰に見られる親水活動とその空間要因に関する研究:ランドスケープ研究:73(5):541-546
ページのトップへ戻る